KANEYANの秋田ぶらり旅

KANEYANが秋田県内の各駅を回りながら綴るNONSTOP AKITA DIARY

2020-01-01から1年間の記事一覧

#16 【年末ひとり旅】【JR男鹿線】「今話題のなまはげに会いにゆく男鹿半島ぶらり旅」とは?

■映画で話題の「なまはげ」に会いにゆく 先月、秋田県男鹿半島を舞台にした仲野太賀主演の映画「泣く子はいねぇが」が公開された。この映画を通じて東北屈指の心霊スポット男鹿プリンスホテル……じゃなくて男鹿市の民俗行事である「なまはげ」に興味を持った…

#15 【クリぼっちの旅】【JR男鹿線】「海と酒と雪の男鹿線クリスマスひとり旅」とは?

■冬の男鹿線クリスマスひとり旅 「朝早ぐがらどさいぐ?(朝早くからどこに行くの?)」 67歳の母親が俺に言う。 「いやちょっと」 歯切れの悪い口調でそう返すと俺は家を出た。12月25日。クリスマスの朝である。前日のクリスマスイヴは「イオン大曲店」で買…

#14【秘境駅探訪】【JR奥羽本線】「秘境駅・津軽湯の沢駅を目指す晩秋の奥羽本線各駅停車の旅」とは?

■秋田と青森の県境にある秘境駅を目指す旅 誰もいないところに行きてえな。 俺はときどきそんなことを思う。 仕事でしくじった夜、ベッドに寝転がって「いろいろめんどくせえな。ちょっとだけ誰もいないところに行きてえな」なんて考える。だけどすべてを投…

#13【町飲み】【JR奥羽本線】「鷹巣の蕎麦屋と町中華で飲ろうぜ」とは?

■昼から酒を飲みたい男の旅 なぜ秋田には日高屋がないのか。 東京にはあって秋田にないものは星の数だけあるが、俺が最も秋田に欲しているのは日高屋である。そう、秋田には馴染みがない日高屋だが首都圏に住んでいれば知らない人はいないであろうラーメンの…

#12 【歩き旅】【JR奥羽本線】「独り身の孤独なポエムを奏でながら恋文の街・二ツ井を目指す旅」とは?

■未来の嫁を探す旅 彼女がほしい。 考えてみたら俺はもう36歳である。同年代の人を思い浮かべてみよう。二十歳で子供ができた人は、もう既に高校生の子供がいることになる。マジかよ。怖い。同年代の人たちが子供の進路について真剣に考えているころ、俺はエ…

#11 【エロ自販機探索】【JR奥羽本線】「ついに出会えた八郎潟の女子禁制の自販機と秋田屈指のマニア向け温泉・森岳温泉郷」とは?

■ついに出会えた我が青春のエロ自販機 八郎潟にエロ自販機は存在していた。 前回のブログを更新した後、改めてネットで秋田のエロ自販機情報を探していると、あることに気がついた。 そう、最上もがは未婚のままシングルマザーに……じゃなくて実は前回のブロ…

#10【エロ自販機探索】【JR奥羽本線】「吉田輝星や佐々木希が愛した追分のディープなカレー屋さんと八郎潟の女子禁制の自販機」とは?

■現役のエロ自販機を探しに…… 俺の青春は自販機にあった。 2002年。当時大学生だった俺は北関東のアパートに住んでいた。もちろん彼女はいなかったが性欲だけは人一倍旺盛だった俺の密かな楽しみは、夜中にこっそり近所のエロ自販機にエロ本やエロビデオを買…

#9 【町飲み】【JR奥羽本線】「秋田駅から土崎駅へのはしご酒の旅で出会った土崎の生きる伝説ママ」とは?

■土崎の生きる伝説とは? 秋田にもうすぐ冬がやってくる。 雪国秋田にとって、冬は戦いである。凍結した道路を運転するときはマジでおしっこちびりそうになるし、数年前運転中にガチのホワイトアウト(目の前が雪で真っ白になって方向感覚がわからなくなる現…

#8【歩き旅】【JR五能線】「日本海を見ながら秋田最北端の岩舘駅を目指す五能線ぶらり旅」とは?

■早朝の白瀑神社から岩舘駅を目指す五能線ぶらり旅 終電、早っ! スマホでJR五能線の岩舘駅から秋田駅までの終電時間を調べていたら、思わず声を出してしまった。当日中に秋田駅まで戻るには15時36分に岩舘駅を出発せねばならない。鉄道不毛地帯・秋田の終電…

#7【ほろ酔いの旅】【JR五能線】「向能代の渋いお蕎麦屋さんから東八森を目指す酔いどれ五能線の旅」とは?

■東八森駅を目指す五能線徒歩の旅 リゾートしらかみに乗りてえなぁ。 東能代駅から五能線の鈍行列車に乗車するときにそう思った。リゾートしらかみとは、秋田駅から弘前・青森駅間を五能線経由で運行している臨時快速列車である。世界遺産の白神山地や日本海…

#6【街歩き】【JR五能線】「バスケだけではない癒しスポット満載の能代の歩き方」とは?

■バスケの街・能代の囲炉裏カフェとは? 最近なんだか疲れている。 たいして仕事もできず彼女も貯金もない36歳の俺が唯一の楽しみにしていることと言えば野球を見ることである。幸い今年は小3からのファンであるジャイアンツの調子がいい。だがふと思うとき…

#5 【チャリ旅】【JR花輪線】「鹿角花輪から秋田最東端の湯瀬温泉駅を目指すレンタサイクルの旅」とは?

■鹿角花輪から湯瀬温泉を目指すレンタサイクルの旅 秋田の夏は短い。 すっかり肌寒くなった9月下旬の朝、俺は鹿角花輪駅から徒歩10分ほどの道の駅かづの「あんとらあ」にいた。 ここから秋田最東端の駅「湯瀬温泉駅」を目指すにあたり、さすがに徒歩では心許…

#4 【ローカルグルメ紀行】【JR花輪線】「パンチ力高めの鹿角のソウルフードを巡る旅」とは?

■鹿角のソウルフードを巡る旅 20代の頃は酒を飲みながらする話といえば夢や女の話が中心だったが、30代も半ばを過ぎた今、友人とする話といえばもはや健康のことである。 そう、この年になるとやっぱり気になるのは紗倉まなの新作……ではなくて健康診断の結果…

#3 【熊出没注意】【JR花輪線】「晩夏の花輪線徒歩の旅で出会った恐怖の神社と至福のお寿司屋さん」とは?

■熊の聖地・鹿角市を行く 熊対策には鈴が有効なのか。 花輪線沿線を歩くにあたり、スマホで熊対策グッズを調べてみる。だけど俺は今までの人生で一度も鈴を買ったことがない。そもそも鈴はどこに売っているのだろうか。そもそも鈴を用意したところで豪傑な熊…

#2 【廃墟の街】【JR花輪線】「大舘の絶品ハンバーグと年老いた温泉街・大滝温泉」とは?

■扇田駅「えんとつ」の絶品ハンバーグとは? 巨人・ドラクエ・ハンバーグ。 って、いきなり巨人・大鵬・卵焼きみたいなテイストでスタートしてしまったが、これは俺が子供の頃好きだったものである。 30代半ばのネクスト中年世代はある程度共感してもらえる…

#1 【旅の始まり】【JR花輪線】「忠犬ハチ公の故郷・大舘の街並みと夜の姿」とは?

■旅の始まり 旅に出たいと思った。 気づけば俺も36歳。同世代の友人が仕事や子育てに奮闘する中、俺は夢なし金なし女なし、ついでに髪の毛もなしって、もはや死ぬレベルじゃねーかよ。ちなみに俺が住んでいる秋田県は2019年の県内自殺率が山梨県に次いで2位…